8分の3拍子または8分の6拍子の速い曲
「タランテラ」という名前の由来
①イタリアのナポリの「タラント」という地名
②毒蜘蛛のタランチュラに嚙まれると、その毒を抜くため踊る様子を表現した
③毒蜘蛛タランチュラに噛まれ、独の苦しさで踊り狂って死ぬ様子を表現した
など諸説は様々
タランテラはいろいろな作曲家によって作曲されていますが、一番なじみの深いのはブルグミュラーのタランテラでしょうか
当教室でたまたま同じ時期に二人の生徒さんが違う作曲家のタランテラを練習しましたのでご紹介したいと思います
タランテラは曲の由来からか激しい短調の曲が多いのですが、こちらはハ長調の曲です
2曲とも8分の6拍子でスピンドラーのタランテラはVivace バスティンのタランテラはAllegro という速度表記が付いていますが、まだそこまでの速さには到達していません
私のレッスンでは、「速く弾いて」ということは殆んどありません
「ゆっくりていねいに弾いて」ができてから、最終的に表記のスピードにどれだけ近づけるか、感じが出せるかを重要視しています
タランテラに限らず8分の6拍子の曲が出てきたときに目指すのは、2拍子の感じて弾けているか、また聴いている者に2拍子に聞こえるかということです
二人とも頑張っています